ある日曜日の夕食後、ウィルソンさんはモハメッド君を連れて、老人ホームに母親を訪問しました。 老人ホームのラウンジには、足腰の弱った年配者が黙って座っており、部屋には寝たきりの人もおり、なんだか暗い感じです。 遊戯室でカードをしたり、テレビを見ている人はわずかしかいません。 けれどもウィルソンさんの母親は歩きまわったり、まわりの人とおしゃべりをしたりと、なかなか元気です。 「できれば、週1回は訪ねたいが、なかなか難しい」とウィルソンさん。 出張などで地方に出かける時などは2週間に1回のペースになってしまうそうです。 ウィルソンさんの子供たちはくこの老人ホームにめったに行きません。 理由は勉強が忙しいから、というのです。